結髪師の聖子さんによる、錺屋での髪結い遊びの会。
今回あゆみさんと私がなりきったのは江戸時代のお嬢さんと、お箏のお師匠はん。
あゆみさんの髪型は地毛結い、灯籠鬢(とうろうびん)の島田髷。
両鬢にクジラのひげで作った鬢差しを入れ、灯篭のように、
毛筋から向こうがうっすらと透けて見えるという、大変に繊細で妖艶で、芸術的な髪型。
江戸中期に祇園で誕生したと言われ、大流行しました。お洒落過ぎます。
そう、いままで結うた日本髪とちごて、ふわふわ動くので、
高枕で一晩持たせるとか、そういうレベルじゃない。
1日のためにこれを結うって・・・お洒落が過ぎます。
浮世絵から出てきたみたいに美しく、思わずうっとり。
聖子さんたら、超絶繊細なつくりの本鼈甲の櫛やかんざしを挿していました。
そしてこのアンティークの水色の振袖を江戸時代らしく、ぐずっと着付け。
妖艶な紫と赤の半襟・・・本気が過ぎます。
今回は、撮影のため車で移動。
夕方、少し人の少なくなってきた今宮さんへ。
創業400年のほうの「錺屋」さんへ、あぶり餅を食べにまいりました。
久しぶりにいただいたけどうんまーい!
(お茶と駐車券付きで500円て神やろ)
ちなみに私の髪型は、京風の潰し島田で、半かつらでございます。
今宮さんもお参りしました。
あゆみさんほんまに女優さんみたい。
続いて御所へ。
江戸の城下町に見えてきませんか?
室内も妖艶で良いけれど、
空の下で見る灯籠鬢も美しい。
ほなおうちにかえりまひょ、ごっこをしたりして。
この格好のまま定食屋さんに入ったりして、
3人で1日たっぷり遊び、
ほんまに楽しゅうございました。
日本髪結うてみたいひと、いはらへんやろか。
過去の聖子さんとの髪結い会はこちら*
↓↓↓
第一回目:錺屋にて銀杏返し 第二回目:錺屋にて洋髪 第三回目:月屋にて大正時代の御婚礼
錺屋女将 涼子