kyoto guest house kazariya

錺屋女将、涼子のブログ

◆錺屋11周年◆

2020 年 3 月 18 日

 

今日は錺屋の11周年。

スタッフのみんなと桶ちらし寿司をつくりました。

まずはかみさまにお供え。

 

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あゆみさんが祝詞を唱えてくれました。

 

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今年は静かに迎えた、11年目の日。

11年前もリーマンショックとか色々あったけど、

若かったのであんまり覚えていません。

とにかく、すぐに桜が咲いて、

ありがたいことに満室になりました。

 

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まさかこんな静かな桜シーズンが来るなんて。

というわけで、

あんまり声を大きくしては言えないですが・・・

「京都の桜、見に来ませんか?」

 

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お庭のもみじも、芽吹く季節となりました。

 

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今年も八角蓮のピッコロやマジュニアたちが、ちいさな顔を出す。

コロナとか、なあんにも知らずに健気に生きる植物たち。

 

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こんなに空は青く、穏やかな日常風景が広がっているのになぁ。

そう思わずにいられません。

12年目も、変わらぬご愛顧をいただけますと幸いです*

 

錺屋女将 涼子

日常が愛おしい

2020 年 3 月 8 日

 

今日はよう晴れて。

昼間に窓を開けれるようになると、春を感じ始めます。

あゆみさんが、出町ふたばの豆餅と&福豆大福を買うてきてくれました。

 

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福豆大福は季節限定の鳴門金時餡て、食べはったことありますか?

ほっぺおちそう。

 

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このご時世、出町ふたばも空いてるかおもたら、相変わらず並んでいるらしい。

さすがやねぇ。

 

錺屋女将 涼子

錺屋の歩み

2020 年 3 月 1 日

 

ほんまなら、町家の日イベントやってたはずの…うそみたいに静かな日曜日。

イベントの為作成していたフォトブック「錺屋の歩み」が届きました。

 

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建物との出会いから、改修工事、そして看板やお茶室づくりなどのDIY・・・

錺屋が生まれてから「お宿となるまで」を1冊にまとめました。

懐かしい2008年~2013年迄の写真ばかり。

みんな若い。

 

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ビフォーアフターアルバムはずっと作りたいなぁと思っていたので、

この機に形にできて良かったです。(11年越し)

錺屋のフロントに置いておりますので、ぜひお手にとってご覧くださいませ。

コロナの騒ぎが早う収束しますように。

 

 

錺屋女将 りょうこ

【町家の日】吉例ちとせ市&喫茶「大正」

2020 年 2 月 27 日

 

 

※イベント中止のお知らせ※

以下「町家の日」イベント中止という判断がくだされました。

延期の予定はないとのこと。

残念ですが、開催も、中止も、どちらも正しいし、しょうがない。

思いは消さなくて良いかなと思い、ブログの内容はそのままにしております。

楽しみにしていただいていた皆さま、本当に申し訳ありません。

頑張って準備してくれていたスタッフにも申し訳ないけど、いつか活かせたらよいなぁ。

                          (2月28日追記)

 

 

 

今年も「町家の日」&町家ウィークが近づいてまいりました。

◆町家の日 公式ウェブサイト

日程:2020年 3月1日(日)〜8日(日) ※イベントによる

 

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しかし時節柄、全国各所でイベントの中止情報が飛び交っており、

それにまつわる宿泊キャンセルも発生しております。

開催・中止の判断は、ほんまに難しい。

たくさんのひとを巻き込み、投資した分は戻らず、払い戻しの対応、会場のキャンセル料・・・

その上、楽しみにしてくれていたひとをがっかりさせてしまう。

いっぽう開催したところで、人が集まるのか。

万が一のことがあったら、どうするのか。

そして規模こそ小さいながらも、私もその判断を迫られるひとり。

 

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町家の日実行委員会から、

「新型コロナウイルスの感染拡大への警戒について、

本日政府から大型イベントの自粛要請が発表され、

後援をいただいている京都市からも、注意するようにと連絡がございましたが、

町家の日イベント全体としては、現在のところ中止の判断はしておりません」と通知。

いくつか自粛される催しもあるようですが、

「開催する場合はマスクの着用・消毒液の設置等感染拡大予防に配慮してください」とのこと。

気密性が低く、閉鎖空間とも言い難い町家。

こんなときこそその特性を活かし、換気+マスク+消毒液でじゅうぶんに注意しながら、

開催したいと思います。

 

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「新型コロナウイルス」を恐れるあまり、経済活動をストップしてしまうと、

取り返しのつかないことになるかもしれません。

だいすきなあのお店、あのひと、あの場所が、これ以上苦しみませんようにと願うばかり・・・

 

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というわけで今年の企画は大正建築で楽しむアンティーク蚤の市「吉例ちとせ市」と、

ティーサロン「喫茶 大正」。

 

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錺屋は大正浪漫の時代背景を色濃く残す元薬屋のお宿。

普段内部はご宿泊の方しかご覧いただけませんが、今回は特別にオープンハウスと致します。

また錺屋スタッフによる館内見学ツアーも企画!

時間は12時~、14時~、16時~の3回(予約不要)

改修前の写真を見ながらその歩みを知り、錺屋の建物と仲良くなりましょう*

 

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今回、改修前や改修中、そして改修後お宿となるまでを1冊のフォトブックにまとめました。

2008年~2013年頃までの写真ばかり。

こちらも「喫茶 大正」にて、ぜひお手にとってご覧くださいませ。

 

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錺屋のキッチンをイメージした「青いゼリー」があったらかわいいよね。

タイルみたいな四角くて白い寒天が入ってて。

「喫茶 大正」のメニューは、スタッフみんなで考えました。

 

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ゼリーの試作に、試食を重ねる日々。

コラーゲンでお肌ぷるぷるになりそう。

 

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他にも珈琲や紅茶に合うお菓子を作る予定なので、

出控えムードの中ではございますが、お茶しに来ていただけたら嬉しいです。

またお越しの際にはマスク着用、手洗いなどのご協力をお願い申し上げます。

マスクをお持ちでない方は、配布させていただきますので、お声がけいただければと思います。

 

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「吉例ちとせ市」と、ティーサロン「喫茶 大正」

開催日時:①3月1日(日) ②3月8日(日)10:00~19:00 ※喫茶は12時より

会場:錺屋(地下鉄五条駅徒歩3分)

◆詳細情報は→錺屋facebookイベントページ

◆最新情報は→錺屋Twitter

 

錺屋女将 涼子

みどり~の あかい~の

2020 年 2 月 16 日

 

舞妓さんちのまかないさん8巻にも登場する喫茶店、

切通し 進々堂」のゼリィ、

舞妓ちゃん好み みどりーの、あかいーのを、

あゆみさんがお持ち帰りしてくれました。

 

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案外レモンの酸味が効いていて、大人でも美味しくいただけます。

何味かと問われると、なんがかとても懐かしくて「キュン」とする味なんです。

みどり~ののほうが好みかな。

キッチンで食べれば、舞妓さん気分味わえたりして♡

 

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何よりゼリーのある風景がとても美しい。

最近たまに写真がフェルメールみたいって言われるんですけど、

そんな写真が撮りたいかたにぜひこの場所を生かしていただきたい*

 

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透き通るみどりの世界。

 

 

錺屋女将 涼子

 

豆撒きで福を呼ぶ

2020 年 2 月 4 日

 

いつもは春節で、中華系の観光客で賑わう季節。

今年はコロナウィルスの影響が、京都の観光業界に影を落とし、

厄払いの豆をまく手に力が入ります。

 

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赤鬼さん登場!

対するはおかめ3名!

 

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真剣白刃取り!

鬼とおかめの攻防が各部屋で繰り広げられます。

 

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最後は玄関から鬼さんを追い出し、

鬼はそと、福は内、福は内。

鬼も、厄も、ウイルスも、みんな出てけー!

 

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無事邪気を祓えました!

これで錺屋は安泰や。

 

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豆撒きが済んだら、お楽しみ「恵方巻タイム」!

今年も近所の鮨仙太さんの恵方巻を予約。

 

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今年の方角は西南西やや西。やや西・・・?

みんなでだまってかぶりつきました。

うなぎ、えび、とびこ・・・具材ひとつひとつ、ていねいに仕込まれていて、

たいへん美味しゅうございました。

 

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落ちた豆を片付けると、いつもより掃き清められたような気がします。

今年はスタッフほぼ勢揃いで、楽しい豆撒きとなりました!

 

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節分が終われば、立春。

暦の上では季節が春へと変わります。

今年も一年、無病息災でありますように*

 

ゲストハウス錺屋

女将 涼子

 

京都の節分祭

2020 年 2 月 3 日

 

京都の節分は2月2日、3日と大いに盛り上がります。

今年こそ四方参り(よもまいり)に挑戦したかったのですが・・・

吉田神社からの八坂神社で力尽きました。

※四方参りとは、鬼門となる4つの神社をお参りするという、

千年ほど前から行われているらしい京都の節分の風習。

吉田神社八坂神社壬生寺北野天満宮と、まわる順番が決まっています。

 

まずはあゆみさんと一緒に、お正月飾りをお納めに吉田神社へ。

 

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コロナウイルスの影響で、外国人観光客がぐっと減った京都の街。

空いてるやろなぁと思ったら、日曜日やったせいか、まさかの大混雑!

 

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久々にこんなようさんの人見たで。

京都のひとの節分にかける熱意を感じました。

わかる!こんなときこそ、厄払いしたいですよね。

 

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境内に並ぶ八百店もの露店。

露店めぐりしてたら、松井酒造の前で鬼さんに会えました。

鬼さんよう見たら紐パンやん・・・

 

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昔は新年の始まりが立春であったため、節分は大晦日にあたりました。

というわけで河道屋のれん会の年越し蕎麦をいただきました。

 

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うすめのお出汁に、京都らしいやらかい蕎麦。

わさび入りの大根おろしが乗っています。

 

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続いて須賀神社へ。

こちらは一風変わっていて、鬼ではなく二人組の「懸想文売り(けそうぶみうり)」が、

節分の2日間だけ姿を現します。

 

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庶民は文字が書けなかった平安時代、

お公家さんに恋文の代筆を頼んでいたのがはじまりで、

江戸時代にはそれを売る「懸想文売り」が流行ったのだとか。

文字が書けるようになったためか、明治時代には姿を消していったそうです。

 

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こちらの恋文を誰にも知られず、鏡台や箪笥にそっとしまっておくと、

姿かたちが良くなって、着物が増え、良縁があるらしい。

信じて待つ!

 

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須賀多餅は、梅入り白餡と、柚子入り白餡の2種。

節分の2日間だけ作られるそう。お土産にもええですね。

続いて須賀神社の向かいにある、聖護院へ。

オリーブ色の鬼さんが、見ごろの梅の前でかっこいいポーズをとってくれはりました。

よう見たらやっぱり鬼さん紐パンや。

 

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あゆみさんと別れた帰り、八坂さんに立ち寄りました。

豆撒きしてたけど、貰えへんかったんで、福豆を買いました。

抽選券付きで、その場でくじを引きます。

ハズレのフリーザーバッグが当たってガッカリしたんですけど、

吉田神社で買うたすぐき漬けを持っていたので、

「くさいで、これに入れとき」って神さまが言うてはんのかなと思って、納得しました。

 

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京都の節分祭まとめ

ぜひ来年こそ、京都の節分祭へお越しください!

 

ゲストハウス錺屋

女将 涼子

小学館漫画賞受賞!

2020 年 1 月 25 日

 

週刊少年サンデー連載中で、錺屋のキッチンが舞台となっている漫画

舞妓さんちのまかないさん』が、

「第65回小学館漫画賞少年向け部門」を受賞いたしました!

小山先生、編集担当さん、おめでとうございます*

 

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ほのぼの系台所漫画なので、少年サンデーでの連載は冒険やったんちゃうかなぁと思うんです。

賞って、最高の評価ですよね*

 

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最近は舞妓さんちのまかないさんのファンで!とおっしゃい、

キッチンの写真を撮って帰られるお客さまが増えた印象が。

有り難いご縁で、ちゃんとご予約に繋がっていることを実感します。

週間連載なので小山先生は非常にご多忙かと存じますが、

お体など壊されませんよう大事に続けていただきたいものです。

新しいものを生み出しつづける姿、ほんまに尊敬します。

 

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最新刊12巻も、当宿に届いております。

キッチンで読むものおすすめ!

読んだらすぐ、同じメニューに挑戦してみるのもよし*

 

 

ゲストハウス錺屋

女将 涼子

錺屋オープンハウス*明けのプチちとせ市

2020 年 1 月 25 日

 

明日はオープンハウス!

明けのプチちとせ市

テーマは「錺屋の日常」ということで、縁側喫茶と恒例蚤の市をやります!

 

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お宿としての、錺屋の日常を垣間見ていただくため、

お庭に面した縁側付のお部屋を喫茶室と致しますので、ゆるゆるとお過ごしください。

(珈琲・紅茶・お菓子等、各100円ご協力ください*)

女将撮影&セレクトのフォトブック『錺屋のふゆ』も完成しました!

 

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また漫画「舞妓さんちのまかないさん」の舞台でもあるキッチンや客室など、

館内の見学も自由にしていただける貴重な機会になります。

 

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イベント利用、撮影利用などの下見も大歓迎!

恒例の錺屋&姉妹店月屋の備品、スタッフの集めた着物やレトロな日用品、

食器など大放出する蚤の市(フリマ)も開催しますので、

皆さまのお越しをおまちしております*

 

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【ちとせ市とは?】
*ちとせ:千歳・千年・長い年月
*ちせ:アイヌ語で「おうち」

日本の伝統文化、くらしを豊かにするモノ、ぬくもりのある古い建物・・・

今在る先人たちからの「ギフト」を大切にし、次の世代につなげてゆけますように。

千代に八千代にとの願いを込めて。ささやかながらこの「おうち」から。

ゲストハウスプレス書籍化!

2020 年 1 月 16 日

 

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2年前、錺屋を取材して貰うたフリーペーパーゲストハウスプレス

まずは体験ありき、というスタンスでゲストハウスやその街の魅力を編集長自ら体験し、

その後フリーペーパー・ Webサイト・SNSからそれぞれの特性を活かした記事づくりを行い、

「あたらしい旅のかたち」を変わらず発信されています。

 

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▼ゲストハウスプレス公式HP/Vol.19錺屋特集記事はこちら

 

そして昨年、

2013年より発行しているフリーペーパー版ゲストハウスプレスのバックナンバーを再編集、

新たに特集や取材後の地域や宿の変遷などを綴った書籍が、

クラウドファンディングで支援を募って発刊!

なんと目標金額の2倍が集まったそうです*

ゲストハウス本の書籍化の嬉しさに加え、ゲストハウス(ホステル)が好きな人が、

こんなにたくさん居てくれてはるんやなぁって、数字で感じることができました。

 

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錺屋の記事も加筆頂いています。

私も支援させてもろたので、書籍の末に錺屋って載っています。

嬉しいことに常連さんのお名前も*

ゲストハウスプレス 日本の旅のあたらしいかたちをつくる人たち

 

ゲストハウスって、家族やったり、それこそひとりやったりするくらい小さい組織やから、小回りが効いて効きすぎて、面白いんですよね。

地域の特性も手伝って、さらに多種多様です。いろいろ行ってみたくなる。

お求めは楽天ブックスや、Amazonで*

 

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錺屋女将 上坂涼子

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