ブログを書くのがすっごくすっごく遅くなってしまったんですが、
写真を眺めていたら、きゅーーーっと切なくなってきたので、
夏の思いでとして残したいと思います。
そう、あれは7月はじめ。
錺屋のオープン当初からの常連さまに、
金魚の聖地へ行こうとお誘いを頂きまして。
何だか冒険がはじまりそうでしょう?
そもそも金魚の聖地ってなんぞやとお思いの方も多いかと。
あるんですよ、お隣・奈良県にね!
『金魚が泳ぐ城下町・奈良県大和郡山市』
電話ボックスの中を泳ぐ均金魚が有名なので、
ご存知のかたもいらっしゃるかも。
K-COFFEEさんという、元ガソリンスタンドの建物を利用した、おしゃれなカフェにあります。
スタッフさんいい感じで、めっちゃいいところでした!
撮りまくるさくまくんと、
影をつくってあげる写真家の桐島さん。
まるで王子と姫のよう♡
そしてスペシャルゲスト、金魚姫のとーきさんは、
大和郡山入りしたあたりからずっと大はしゃぎ*
撮りまくるさくまくんが可愛くて、
色んな角度から撮りまくりました。
受話器が外れて浮いちゃっててね。
泡がぷくぷくしてて。
水が青くて。
町の中に在って。
とーっても可愛い世界でした。
写真で見ると、ゼリーの中で金魚がかたまっているみたい。
どっからごはんあげるんやろ?
どうやって水入れ替えるんやろ?
電話ボックスをくまなく捜索しましたが、謎は解けません。
答えはスタッフさんに教えてもらったけどナイショ♡
K-COFFEEさんで教えてもらって、遊郭跡エリアへ。
妖しげな色香の漂う、廃墟たちにはぁはぁしました!
(住宅地なので、はしゃぎすぎないようがんばりました)
和洋折衷で、ステンドグラスの飾り窓があったりと魅力的な建物ばかり。
一部崩れていたり、植物に覆われて、もはや土に還ろうとしている姿もまた、
美しく、切なくて。
遊郭跡からとぼとぼ歩いて線路を越えて、金魚資料館を目指しました。
冒険に線路は欠かせませんね。
暑さのあまり脳内で菊次郎の夏が流れだし、
ほんとうに夏休みぽかった。
実際平日だったけど、みんなお休みだったし、
大人も子供もないような4人でしたので、心地よかったです。
奈良は空が広いなぁ。
車も通れないような田んぼのあぜ道を進みます。
良く見たら田んぼじゃないし、ぜんぶ金魚の水田だし!
見えてきました金魚資料館。
この広大な金魚の水田、大和郡山市内では養殖農家約50戸、
養殖面積約60ヘクタールで、
年間約6,000万匹の金魚が販売されているそうです。
木箱売りの子から、高級金魚まで。
小売りもしていらっしゃるのですが、びっくりするくらい安価だそうです。
また金魚飼いたくなるなぁ・・・
全員暑さでまいって、喫茶店でジンジャーエールを飲んで熱冷まし。
車でぶーんと戻る途中、
くるみの木に行こう!と素敵な提案が**
もじゃもじゃと植物に覆われて、
まるでイギリスの田舎に来たような雰囲気だけど、じつは線路のすぐ横。
車や電車の存在も、人の気配や時間をも感じさせない演出がされてる感じ。
2時間待ちとか平気で言われるくらいの人気店ですが、
ちょうど1組待ちでLuckyでした*
待合室も可愛いの。
待つ待つ♡
30年くらい前、カフェなんてほとんどなかった時代から、
建て増し建て増しで大きくはなってきているけど、
ほとんど雰囲気が変わっていないらしいからすごい。
スキレットの取っ手がはいてる靴下とか、そばちょこの湯呑とか、
カトラリー入れの籠とか、なんか可愛い。
料理もなんでなんだか、
めっちゃ美味しくて。
やさしくて、控え目で、でも個性がひとつ、ぴりりと効いてて。
なんでこんな絶妙にできるの?!カフェなのに!!
ケーキまでぜんぶがぜんぶ美味しくて、
完敗しました。
いや感動しました。
人気なのも納得です。
桐島さん、さくまくん、
連れて来てくれて、本当にありがとうございました♡
私は最高に幸せ者です。
冒険のしるし。
玉のようにまばゆい、
だいじな記憶となりました。
桐島さんが、もっともっと!素敵な記事にしてくださっているので、
ぜひこちらも訪ねてみてください。
ゲストハウス錺屋
女将