kyoto guest house kazariya

金魚の町、夏の思ひで

 

ブログを書くのがすっごくすっごく遅くなってしまったんですが、

写真を眺めていたら、きゅーーーっと切なくなってきたので、

夏の思いでとして残したいと思います。

 

そう、あれは7月はじめ。

錺屋のオープン当初からの常連さまに、

金魚の聖地へ行こうとお誘いを頂きまして。

何だか冒険がはじまりそうでしょう?

そもそも金魚の聖地ってなんぞやとお思いの方も多いかと。

あるんですよ、お隣・奈良県にね!

『金魚が泳ぐ城下町・奈良県大和郡山市

 

IMG_2796

 

電話ボックスの中を泳ぐ均金魚が有名なので、

ご存知のかたもいらっしゃるかも。

K-COFFEEさんという、元ガソリンスタンドの建物を利用した、おしゃれなカフェにあります。

スタッフさんいい感じで、めっちゃいいところでした!

 

IMG_2801

 

撮りまくるさくまくんと、

影をつくってあげる写真家の桐島さん。

まるで王子と姫のよう♡

そしてスペシャルゲスト、金魚姫のとーきさんは、

大和郡山入りしたあたりからずっと大はしゃぎ*

 

IMG_2804

 

撮りまくるさくまくんが可愛くて、

色んな角度から撮りまくりました。

 

IMG_2817

 

受話器が外れて浮いちゃっててね。

泡がぷくぷくしてて。

水が青くて。

町の中に在って。

とーっても可愛い世界でした。

 

IMG_2815

 

写真で見ると、ゼリーの中で金魚がかたまっているみたい。

どっからごはんあげるんやろ?

どうやって水入れ替えるんやろ?

電話ボックスをくまなく捜索しましたが、謎は解けません。

答えはスタッフさんに教えてもらったけどナイショ♡

 

IMG_2834

 

K-COFFEEさんで教えてもらって、遊郭跡エリアへ。

妖しげな色香の漂う、廃墟たちにはぁはぁしました!

(住宅地なので、はしゃぎすぎないようがんばりました)

和洋折衷で、ステンドグラスの飾り窓があったりと魅力的な建物ばかり。

一部崩れていたり、植物に覆われて、もはや土に還ろうとしている姿もまた、

美しく、切なくて。

 

IMG_2836

 

遊郭跡からとぼとぼ歩いて線路を越えて、金魚資料館を目指しました。

冒険に線路は欠かせませんね。

暑さのあまり脳内で菊次郎の夏が流れだし、

ほんとうに夏休みぽかった。

 

IMG_2840

 

実際平日だったけど、みんなお休みだったし、

大人も子供もないような4人でしたので、心地よかったです。

奈良は空が広いなぁ。

車も通れないような田んぼのあぜ道を進みます。

良く見たら田んぼじゃないし、ぜんぶ金魚の水田だし!

 

IMG_2843

 

見えてきました金魚資料館。

この広大な金魚の水田、大和郡山市内では養殖農家約50戸、

養殖面積約60ヘクタールで、

年間約6,000万匹の金魚が販売されているそうです。

 

IMG_2851

 

木箱売りの子から、高級金魚まで。

小売りもしていらっしゃるのですが、びっくりするくらい安価だそうです。

また金魚飼いたくなるなぁ・・・

全員暑さでまいって、喫茶店でジンジャーエールを飲んで熱冷まし。

車でぶーんと戻る途中、

くるみの木に行こう!と素敵な提案が**

 

IMG_2862

 

もじゃもじゃと植物に覆われて、

まるでイギリスの田舎に来たような雰囲気だけど、じつは線路のすぐ横。

車や電車の存在も、人の気配や時間をも感じさせない演出がされてる感じ。

2時間待ちとか平気で言われるくらいの人気店ですが、

ちょうど1組待ちでLuckyでした*

待合室も可愛いの。

待つ待つ♡

 

IMG_2869

 

30年くらい前、カフェなんてほとんどなかった時代から、

建て増し建て増しで大きくはなってきているけど、

ほとんど雰囲気が変わっていないらしいからすごい。

 

IMG_2880

 

スキレットの取っ手がはいてる靴下とか、そばちょこの湯呑とか、

カトラリー入れの籠とか、なんか可愛い。

 

IMG_2883

 

料理もなんでなんだか、

めっちゃ美味しくて。

やさしくて、控え目で、でも個性がひとつ、ぴりりと効いてて。

なんでこんな絶妙にできるの?!カフェなのに!!

 

IMG_2888

 

ケーキまでぜんぶがぜんぶ美味しくて、

完敗しました。

いや感動しました。

人気なのも納得です。

桐島さん、さくまくん、

連れて来てくれて、本当にありがとうございました♡

私は最高に幸せ者です。

 

冒険のしるし。

玉のようにまばゆい、

だいじな記憶となりました。

 

桐島さんが、もっともっと!素敵な記事にしてくださっているので、

ぜひこちらも訪ねてみてください。

桐島ナオ思考録

 

ゲストハウス錺屋

女将


コメントをどうぞ

ページエンド