京都駅からJRで30分の、近江八幡。
そこから始まる、滋賀県のノスタルジックなローカルライン「近江鉄道」
週末には乗り放題券(1デイスマイルチケット900円)が使えるので、
レトロ駅舎めぐりしてきました!
今回「夏の終わりのひとり旅」ぽい、エモさを意識して撮影してきたので、
ちょっと写真が多くなりますが、どうぞお付き合いください*
列車旅、ということであゆみさんが旅のお供にもってきてくれたのは、
カニ風味したらばと、じゃがりこと、懐かしのワンカップひやしあめ。
この近江鉄道、彦根・多賀大社線・湖東近江路線・水口・蒲生野線の、
短い路線4つで構成されており、乗り換えが多いんです。
でもその駅や待合いも、ええ味だしてて、もたもた旅を楽しめちゃう。
1時間に1本、多くて3本とかのローカルぷりですが、乗り継ぎが良いので、案外スムーズでした。
まず目指したのは多賀大社、通称お多賀さん。
ここまで、近江八幡から八日市で乗り換え、高宮で乗り換えました。
多賀大社駅からお多賀さんまでの道のりは、約15分。
参道にはお蕎麦屋さんや、酒屋さん、オシャレなカフェなどが並び、楽しい道のりです。
名物糸切餅屋さんは、鳥居の真ん前にあります。
そしてお多賀さんへの橋が急。
四つん這い必至です。
お多賀さん、本当にきれいなところでした。
空気がぜんぜん違う・・・少しお伊勢さんに似てるというか。
おみくじの色合いが可愛くて、思わず写真撮っちゃいました。
絵馬も杓子で可愛いんですよ。
境内には、お蕎麦屋さんがあります。
そちらで長寿蕎麦をいただきました。
大きな海苔が一枚、でーんと乗っているシンプルなお蕎麦。
多賀大社線は1時間に1本なので、小走りで駅まで向かい、5歳老けたとあゆみさんは言いました。
一旦高宮へもどり、レトロ駅舎を愛でに鳥居本駅へ。
昭和初期に建てられた駅舎は、懐かしい可愛さ。
待ち合いも明るくて、開放的。
この辺りは単線で、緑のトンネルをくぐったりして、脳内菊次郎の夏がとまりませんでした。
電車を待ちながら、ワンカップひやしあめ(ぬるい)
そして豊郷へ。
ヴォーリズ設計「東洋一美しい小学校」と謳われた豊郷小学校旧校舎群で有名な町。
階段の手摺には、童話「兎と亀」をモチーフとしたブロンズ像がついており、
亀は真面目に上るんですが、兎は途中で寝ちゃう。で、3階には亀ひとり。
こんな可愛い階段見たことない!
悶えました。
廊下も広く、日が差して明るくて、
木目が、ガラスが、すべてが本当に美しい小学校。
10年前の某アニメ聖地だそうですね。
ご親切にコスプレ用衣装や、撮影場所が用意してあって、
ファンの熱量も、いまだ感じられるようになっていて、
誰かが大事に守っている印象を受けて良かったです。
錺屋も見習わなくちゃなぁ。
どうですかあゆみさんの猫耳。こんなに猫耳似合う〇〇歳っていますかね?
豊郷駅、小学校周辺は飲食店どころか、コンビニすらありませんので注意。
最後は八日市駅で降り、ひと駅歩いて、新八日市駅へ。
大正築のすばらしい駅舎。朽ちゆく美しさ。
いつまでもこのまま残ってほしい。
塗り直して欲しくないんやけど、壊されるのもいや・・・はぁむずかしい。
ひとつ言えることは、
いつか建て替えられてしまうかもしれないので、
駅舎めぐりはお早めに。
錺屋女将 涼子