錺屋は、ドミトリーのお部屋がちょっとした離れのようになっていて、
その廊下の一部は開放的で、お庭に面しているという、京町屋によくあるスタイルでした。
春夏は風やお庭が近くて気持ちよいのだけど、さすがに冬は寒くて・・・。
とうとう空くんが、お茶室の本を参考に、木で扉を作ってふさいでくれました。
お庭へ出るときは、ちょっとかがんで・・・。
そんな手間も愛しい、小さめの引き戸。
障子を開けると、黒竹の格子越しに、南天が見えて素敵です。
今丁度、赤い実が下がっております。
新しく作ったとは思えないほど建物に馴染んでおりますが、
それは空くんの心遣いと、天然塗料・ベンガラ、柿渋の成せる技。
錺屋では京都・山中油店さんのものを使用しております。
錺屋の廊下はうんと暖かくなりました。
もう雪が舞い込むこともないでしょう! 笑
今後もあったか作戦は、引き続き決行していきますので、どうぞお楽しみに!
女将