京都府のうんと南に位置する和束町。
「茶源郷」とも呼ばれ、鎌倉時代より煎茶を生産してきました。
実は宇治茶として出回っているお茶のうち、40%近くは和束産らしいです。
町じゅう至るところ、山の斜面に広がる茶畑は本当に美しく、
新茶のこの季節、天国かと思いました。
今回はあゆみさんと、お茶摘み体験に行ってまいりました!
先着10名で、茶娘衣装レンタルできるとのことで、 あゆみさんは茶娘姿に♡
4月の大原女に続き、予想通りの可愛さ!
なんでこんなに似合うのか。
気がついたら、可愛いよと連呼連写し、すごい枚数撮っていました。
(わたし、あゆオタかもしれにゃい。)
芯(まだ葉が開いていない「芽」の状態の葉)と、
その下の2枚までの葉の部分を「一芯二葉(によう)」と言うそうです。
生まれたてでとても柔らかいので、そのままもしゃもしゃ食べられます。
甘くておいしい新茶は、この一芯二葉のみを摘んでできるので、 とっても贅沢なんです!
あゆみさん素人さんには見えへんわ。
手摘み、手揉みのお茶は、手間がかかるぶん大変高値で取引されるとのこと。
それはぜひ作ってみたい!と2人で頑張って摘みました。
どこまでも続くだんだん茶畑。
観光客も少なく、のんびりした良いとこでした。
お昼ごはんに、摘みたての茶葉の天ぷらを、
初めていただいたけども、
柔らかくてお茶の香りがしておいしゅうございました。
茶摘みの後は、茶香服(ちゃかぶき)を体験し楽しみました。
玉露2種、煎茶3種を同条件で抽出し、少しづつ順番に飲んでいきます。
一回飲むごとに、自分の思った茶銘の種別札を札箱に入れる。
これを5回繰り返してその合計点で順位をきめるという、
舌と鼻と記憶力のゲームです。
25,000円/kgの宇治玉露と、7,500円/kgの八女煎茶の違い、
わかるかな?
案外難しくて驚きました。
その後はお茶工場を見学しました。
これはもみもみマシーン。
煎茶の工程は、
蒸す→揉む→乾燥。
シンプルながら、確かに手でやると大変。
こんな機械があるんやねぇ。
がっちょん、がっちょんとバトルロボみたいな子が、
手を休めることなく働いていて、
けなげでした。
きれいな一芯二葉のみを手摘みした、可愛い茶葉。
持って帰って早速蒸して、揉みました。
あとは乾燥させたらもう煎茶の完成です!
お味が楽しみ♪
和束へはJRで、
京都駅[約35分(みやこ路快速)]→木津(乗り換え)ー[約6分(大和路快速)]→加茂の約60分です。
知ればお茶がもっと好きになるはず。
茶摘み体験のほかにも、散策コースなどもあり、1日ゆっくり楽しめると思います。
新茶のこの時期にぜひ足をのばしてみてください!
女将
青空をバックに茜襷に菅の笠の茶娘の茶摘みを撮影できる日は
いつでしょうか。そのときに行きたいと思っています。