kyoto guest house kazariya

じゅらく壁、ぬりぬり

お茶室プロジェクト」もとうとう、内装に突入。

じゅらく壁とは、京壁の一種で、よくお茶室の壁に用いられます。

もともとは、京都らへんに産出する土を使った塗り壁仕上げのことだったそうですが、

今では表面の細かな、砂状の土壁仕上げの総称になっているみたいです。

下地剤を塗って、よく乾燥させた壁に、“ジュラックスC”を塗っていきます。

言わばじゅらく壁のホットケーキミックス、これさえあれば、

左官屋さんに頼まなくっても、自分で土壁が塗れます!

撹拌機で、よく水と練って・・・

そしてコテでぬりぬりぬり。

錺屋の改修工事以来のじゅらく塗りですが、木の板に塗ったのはじめて。

水の吸収量が違うのか、水分量調節に苦戦しました。

翌日半乾きの状態で、ちょっとお直し。

塗りたてほやほや、ゆるゆるです。

ある程度乾くまで、埃をたてない様そっと寝かせておかなくてはいけません。

真冬の上、半分お外だからか、乾くのが遅いのなんの!

まる2日経ってもこの乾き具合。

しかし乾いてくると、

和室!という感じがして、とても最近作ったように見えません。

いいお部屋になりましたな。

これまでの作業の流れは、以下錺屋ブログの記事で順にご覧いただけます。

その1 とんてんかん

その2 ゆかと屋根

その3 竹の雨どい

その4 床の間出現

その5 ひさしと扉

その6 丸窓ぽっかり

その7 天井、完。

もう完成に近くみえますが、

あと必要なのは、床の間の板とか?

障子に畳に・・・そんなのもう仕上げといったところ。

お茶が出来る日も近いのでしょうか。

女将


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