先日あゆみさんが、紅葉柄の絽の夏着物を着て来てくれたので、
掃除の前に、二人で写真撮影大会をしました。
お部屋で支度をする娘さん風。
2階のツインルームで撮影をしました。
ツインルームの窓からは、
ひっそりと佇む京都タワーが見えます。
台所でお湯を沸かして。
珈琲でも淹れましょうか。
そろそろ、お掃除の時間。
前掛けをキュッと締めたら、あら女中さん。
平成最後の夏ですが、
まるで昭和初期そのままの風景。
こんなお掃除風景だったら、なんとロマンに溢れていることでしょう*
普段はもっと動きやすい恰好ではございますが、汗を流しながら、
私たちスタッフが毎日心を込めてお掃除しています。
自分たちの手でやっているからこそ、
古い建物だけれどきれいだと言って頂けるとやる気が出ますし、
きれいに使って頂けるととても嬉しいです。
フロントでお客様をお迎えするのも、お掃除や手入れをするのも、
お昼ご飯を作って食べるのも、
私たちのシゴトであり、また暮らしであります。
それはとても自然で、おだやかな日常。
毎日だれかをお迎えし、お見送りして、新しい風が吹き続ける暮らし。
町家は風の通りが良く、空気は澱みません。
お盆が明けて、秋の気配を感じて、
なんだか、ちょっと切なくなっちゃった。
今秋には“女性ドミトリー”リニューアル大作戦をしようと思っているので、
また泊まりにいらして下さいね。
女将・涼子