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‘京都おすすめスポット’ カテゴリーのアーカイブ

灯籠鬢*とうろうびん

2019 年 5 月 30 日 木曜日

 

結髪師の聖子さんによる、錺屋での髪結い遊びの会。

今回あゆみさんと私がなりきったのは江戸時代のお嬢さんと、お箏のお師匠はん。

 

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あゆみさんの髪型は地毛結い、灯籠鬢(とうろうびん)の島田髷。

両鬢にクジラのひげで作った鬢差しを入れ、灯篭のように、

毛筋から向こうがうっすらと透けて見えるという、大変に繊細で妖艶で、芸術的な髪型。

 

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江戸中期に祇園で誕生したと言われ、大流行しました。お洒落過ぎます。

そう、いままで結うた日本髪とちごて、ふわふわ動くので、

高枕で一晩持たせるとか、そういうレベルじゃない。

1日のためにこれを結うって・・・お洒落が過ぎます。

 

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浮世絵から出てきたみたいに美しく、思わずうっとり。

聖子さんたら、超絶繊細なつくりの本鼈甲の櫛やかんざしを挿していました。

そしてこのアンティークの水色の振袖を江戸時代らしく、ぐずっと着付け。

妖艶な紫と赤の半襟・・・本気が過ぎます。

 

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今回は、撮影のため車で移動。

夕方、少し人の少なくなってきた今宮さんへ。

 

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創業400年のほうの「錺屋」さんへ、あぶり餅を食べにまいりました。

 

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久しぶりにいただいたけどうんまーい!

(お茶と駐車券付きで500円て神やろ)

 

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ちなみに私の髪型は、京風の潰し島田で、半かつらでございます。

 

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今宮さんもお参りしました。

あゆみさんほんまに女優さんみたい。

 

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続いて御所へ。

江戸の城下町に見えてきませんか?

 

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室内も妖艶で良いけれど、

空の下で見る灯籠鬢も美しい。

 

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ほなおうちにかえりまひょ、ごっこをしたりして。

 

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この格好のまま定食屋さんに入ったりして、

3人で1日たっぷり遊び、

ほんまに楽しゅうございました。

日本髪結うてみたいひと、いはらへんやろか。

 

過去の聖子さんとの髪結い会はこちら*
    ↓↓↓
第一回目:錺屋にて銀杏返し 第二回目:錺屋にて洋髪 第三回目:月屋にて大正時代の御婚礼

 

錺屋女将 涼子

春の大原女まつり*時代行列

2019 年 5 月 15 日 水曜日

 

春の大原女まつり時代行列、

今年もわたくし女将&あゆみさんで参加してまいりました。

4度目の今回、他に希望者がいらっしゃらなかったので、

室町時代の装束を担当させていただきました。

 

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恒例となりつつある時代行列前のお楽しみ、大原女ピクニック。

今年の折りたたみちゃぶ台は丸型。いったいあゆみさんは何個ちゃぶ台を持っているのか。

 

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あゆみさんお手製の、竹皮弁当。

蛸とセリのおにぎり、うるめ、へしこ、おつけもの、

そして昨年大原の紫蘇でつくった昔ながらの梅干し!

おやつは草団子でございました。

 

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新緑の空気といっしょに食べると、本当に美味しいんですよ*

 

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出発前に時間があったので、ちょっと遊びました。

「飛びだしくんと室町時代の大原女」

 

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ちなみに大原女とはなんぞやと申しますと、

大原でとれた柴や薪、農作物などを頭にのせて京都の町まで売り歩いた行商の女性のことで、

鎌倉時代から昭和初期まで、約800年も続いてきた大原独自の風習。

 

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50名程度の大原女が時代ごとに整列して13時、時代行列スタート!

まずは寂光院をお参りし、

ありがたいお話を聞きます。

百年先、千年先にも、この大原女の装束を伝えていきましょうとおっしゃっておりました。

その後は大原らしい里山をのんびり、畑の脇や、大原女の小径を歩きます。

 

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途中テレビのインタビューを受けましたが、突然のことにあたまが回らず、

2人で3回も暑いと言いました。(放送されてなきゃいいけど・・・笑)

先ほどの言葉を借りて、百年先、千年先にも、

この大原女の装束を伝えていけるようお手伝いしたい・・・

みたいな気の利いたこと言えたら良かった。

実際、私達のようなよそもんでもウェルカムに、こうして町の行事に参加させていただけること、

とてもいい機会なのに、参加者は年々減っているように感じるし、

露出も少ないし、とっても勿体ない。

もっと盛り上げたいと勝手に思っていることも、メディアを通して伝えるチャンスやったのに。

キメるとこキメれる人間になりたい!

 

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今年は10連休を避けて、GW明けの開催だったのもあり、

雲ひとつなく、ほんまに暑かったんです。

おやつ休憩ははさむものの、2kmの道のりはなかなかハード。

子供たちはだんだん不機嫌になっていきます。

20数kmは行商してたという実際の大原女はどないな脚なんや・・・

 

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そして三千院もお参り。

記念品をいただいて、ゴールの勝林院へ。

みんなで記念撮影をして解散です。

 

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私的ベストショットはこれかなぁ♡

青もみじと、大原女さん。

 

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今年もやる、

「あらおねえさま、御髪が・・・」

装束を脱いだ後、ご褒美に食べる赤紫蘇ソフトクリームが、超絶沁みるんです。

 

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大原女まつり、今年はなんと2ヶ月間開催らしく、6月14日迄開催中!

期間中は通常2,500円の大原女着付け体験が1,500円。

小物ひとつひとつ手づくりで、良いものなので、ぜひ着付けして貰ってください*

仕事着なので子供からおばあちゃんまで、年齢に関係なく楽しめます。

下着から手編みのわらじに至るまで全身借りられますので、手ぶらでOK。

 

大原までのアクセスについて*

錺屋より京都バス17番大原方面行き1本で行けます。所要約50分。

新緑の大原、お勧めですえ!

 

ゲストハウス錺屋

女将 りょうこ

山科疎水で桜さんぽ

2019 年 4 月 9 日 火曜日

 

明治時代、琵琶湖の水を京都へ引き込もうとつくられた琵琶湖疏水。

そんな滋賀と京都の間にあるのが、山科。

錺屋から地下鉄で行けちゃうのが、こちら山科疎水です!

 

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疏水沿いに桜と菜の花が植わっており、遊歩道になっています。

蹴上インクラインに比べると格段に人も少ないし、地元のひとが多い。

 

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地下鉄東西線「山科駅」又は、JR東海道本線「山科駅」下車、徒歩10分。

ベンチもあるので、駅で何かお昼ごはんを買ってきてもいいかも。

周辺はコンビニすらありません。

少し小高く、山に近い。

 

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クンクン。

菜の花ってこんなにいい匂いするんや。

 

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good hostels kyotoで、

混雑知らずの”地下鉄”でめぐろう!ということで、

オリジナルの「桜巡り路線図」マップを作成するにあたり、

10軒の宿オーナー達が、お勧めの桜スポットを出し合いました。

その中で、桜見に行ったことないし気になるなぁと思い、

今回山科疎水をレポートしてみました*

1日乗車券を買って、山科の次は蹴上で降るのもいいですね。

 

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*「桜巡り路線図」マップはこちら*

地下鉄東西線版

地下鉄烏丸線版

※スマホでご覧ください

 

京都の桜はなんか違うて、綺麗やて、見知らぬ人がいうてはったけど、

ほんまなんやろか。

散ってしまうまで、この貴重なひとときを全身で味わいましょう!

 

 

錺屋 女将

涼子

2日目、3日目、そして4日目。

2019 年 4 月 2 日 火曜日

 

前回のブログ、

洋髪結うて、大正ロマンには続きがございまして。

京都の舞妓ちゃんたちは地毛結いで、1週間持たせます。

昔は一般の女性も、1週間持たせてたそうなので、

私たちも挑戦してみました。

 

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2日目。

お掃除のときは、手ぬぐいを巻いてね。

ますやのオムライスをパクつくおぜうさん。

 

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私はワンピースでしたけど、案外違和感ないような・・・?

 

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そして3日目。

お休みだったので、さらさ西陣へお出かけしました。

梅夜と、金魚家さん女将達と合流。

 

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元銭湯の、総アンティーク・マジョリカタイル。

めっちゃ可愛くて萌え萌えの映え映えです。

 

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芸の細かいあゆみー先生。

少し西へ歩くと、船岡温泉がございます。タイルのフルコース。

 

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さらさは元銭湯ですが、船岡温泉は元旅館だそう。

こんな文化財を430円で日常使いできるとは、西陣贅沢すぎ。

 

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すぐ近所なので、鯉屋さんにも寄らせていただきました。

令和になろうかとしているのに、朝ドラのような昭和感がございますね。

 

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素晴らしく広いお庭で遊ぶあゆみさんを・・・

眺めるお母様(の気分)

 

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折角西陣まできたので、梅夜にも遊びにいきました*

一杯ご馳走に。

私はこの夜髪をときました。シャンプーの快感たるや。

 

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あゆみさんは洋装で4日目に挑みました。

丈の長いクラシカルなワンピースなら、案外いけるんちゃいますか?

 

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どうしても名残惜しいというか、魔法を解きたくなくて、楽しみ尽くしました。

着物ももちろんですが、髪まで結うと本当に意識も変わる。

日常生活を送っていただけですが、写真もたくさん撮りました。

普段ならこんなに撮らないのにね。

 

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お茶をするにも、とっておきのオールドノリタケのティーポットを出してきたり、

日常を送りながらも、特別な4日間でした。

こんな経験と思い出を残してくださった聖子さんとアリサちゃんに感謝。

 

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遊びであって本気。

日常であって夢のような・・・

 

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錺屋 女将

涼子

紙博&布博 夢の共演 in KYOTO

2019 年 2 月 19 日 火曜日

 

昨年の夏に紙博 in 京都 vol.2へ行ったのですが、

ほんまのほんまに大盛況で、ひるむほど長蛇の列ができていました。

私は紙モノと紙モノマニアの大海原を、漂いながら思いました。

箱が小さすぎるんちゃうか、と。

その時のブログはこちら*

 

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2019年2月23日(土)、24日(日)の2日間、

国立京都国際会館イベントホールにて、

“紙を素材とした作り手が集う紙博”

“布をテーマにしたデザイナーや作り手が集う布博”

人気の2つのイベント、紙博と布博が史上初めて、同時開催されるそうです。

箱、大きなった!

紙モノも布モノも、乙女の大好物。

なんでか分らんけど、つい集めちゃうんですよね♡

個人的には昭和レトロな包み紙がツボでした。

レトロ風ちごて、ほんまにデッドストックなところがすばらしい。

 

国際会館は、地図でみると京都の端っこに見えますが、

京都駅(錺屋からも)地下鉄1本で20分ですので、

ぜひお立ち寄りください*

まだ空室もございます!

 

【イベント概要】

 

紙博 & 布博 〜夢の共演! 手紙社の大博覧会〜

開催日:2019年2月23日(土)、24日(日)

時間:23日(土)10:00〜17:00/24日(日)10:00〜16:00

会場:国立京都国際会館イベントホール(住所:京都市左京区岩倉大鷺町422)

アクセス:地下鉄烏丸線「 国際会館 」駅下車徒歩5分

入場料:800円(小学生以下無料)

公式サイト:http://kami-nuno.com/

 

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そんな今日は、雨水。

二十四気の一つで、雪から雨に変わり、積もった雪も溶け始める頃。

寒さも峠を越え、これから春へ向かうんですね。

錺屋のお庭では椿が見ごろを迎え、

同時に落ち椿も楽しんでいただける頃です。

 

【節分祭】吉田神社と懸想文

2019 年 2 月 2 日 土曜日

 

京都の節分祭は2月2日、3日と大変に盛り上がります。

有名でない小さな神社でも、鬼さんが出てきたり、豆撒きをやったりするのですが、

四方参り(よもまいり)をすると、大変よいとされています。

 

四方参りとは鬼門となる4つの神社をお参りするという、

千年ほど前から行われているらしい京都の節分の風習。

吉田神社八坂神社壬生寺北野天満宮と、まわる順番が決まっています。

バスも無かったくせに、なかなかハードなスケジュール立てはるわ・・・いつか挑戦してみたい。

 

今年もあゆみさんと一緒に、お正月飾りをお納めに吉田神社へ行ってきました。

 

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土曜日だったせいか、すごい混雑ぷり。

四方参りは無理やけど、表鬼門の吉田神社だけでも行っとこか。

という私のような人が多いのかもしれません。

抽選券付き福豆も入手。吉田神社の福引は豪華で、特賞はヴィッツどす。

 

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タイミング悪く鬼さんに会えへんかったので、露店めぐりをしました。

境内に並ぶ八百店もの露店、どれも目移りします。

松井酒造のコップ酒(発泡にごり)で、

ほろ酔いに。

 

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昔は新年の始まりが立春であったため、節分は大晦日にあたりました。

年越し蕎麦なんかもやっていて、本当にお目出度い雰囲気なんです。

 

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続いて須賀神社へ。

こちらは一風変わっていて、鬼ではなく二人組の「懸想文売り(けそうぶみうり)」が、

節分の2日間だけ姿を現します。

 

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庶民は文字が書けなかった平安時代、

お公家さんに恋文の代筆を頼んでいたのがはじまりで、

江戸時代にはそれを売る「懸想文売り」が流行ったのだとか。

文字が書けるようになったためか、明治時代には姿を消していったそうです。

 

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こちらの恋文を誰にも知られず、鏡台や箪笥にそっとしまっておくと、

姿かたちが良くなって、着物が増え、良縁があるらしい。

昨年もいただいたんですが、御利益ありましたかしらね?

ねぇ、あゆみさん?

 

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須賀多餅は、梅入り白餡と、柚子入り白餡の2種。

節分の2日間だけ作られる、とてもやらこいお菓子です。

 

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続いて須賀神社の向かいにある、聖護院へ。

そこでやっとこさ鬼さんに会えました。

 

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昨年もお会いした、オリーブ色の胸毛ぼんの鬼さん。

人語を話してくださいます。

 

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梅が見ごろで、美しかったです。

今年はちょっぴり鬼不足やけど、振る舞い善哉もいただいたし、

なんやええことありそうな気がします。

 

京都の節分祭まとめ

ぜひ来年こそ、京都の節分祭へお越しください!

 

ゲストハウス錺屋

女将 涼子

京都鉄道博物館へ行ってきました

2018 年 12 月 26 日 水曜日

 

お友達が親子で錺屋に泊りに来てくれはったので、

5歳の男の子も一緒に、梅小路の京都鉄道博物館へ行ってきました!

 

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梅小路公園は京都駅より徒歩15分、錺屋からも2km程度なので、タクシーですぐです。

2019年春には、新駅「梅小路京都西」(名前が長い!)が完成します。

公園には京都水族館もございますので、

お子様連れのお客さまにおすすめしております。

 

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現存する日本最古の鉄筋コンクリート造りの扇形車庫に、蒸気機関車20両がおさまっています。

大人的には新幹線より、

こっちののほうが萌えるなぁ。

 

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古くは明治時代のものも。

運転席にも座れます。

 

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かっこいい・・・!なんて思っていたら、

5歳の男の子が言うんです。

「動かない」って。

 

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そうかそうか、動いてる電車に乗りたいのか。

なるほどね!

遊園地みたいな乗り物はないんですが、

本物の蒸気機関車が牽引する客車に乗車することができる、

SLスチーム号」がございます。

 

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往復1km、石炭の匂いを漂わせながら、

ゆーっくり走ります。

京都駅に近いので、JR線も並走します。

 

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国鉄時代の車内など、懐かしい展示もたくさんあるのですが、

5歳の男の子にささるのは、プラレール。

プラレールコーナーに入ってしまえば、もう永遠に夢中です。

自分の家にも持っているのに。

いったいどんな魔法がかかっているんだろう、プラレール。

 

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食堂車で駅弁食べたりもできますし、

一応レストランもあるので、

お子様なら1日遊べると思います。

お弁当の持ち込みや、再入場も可、と良心的。

ちなみに出口は移設してきた、旧二条駅舎!

明治37年築、現役時代は日本最古級の木造駅舎だったとか。

 
 

京都鉄道博物館

所在地:京都市下京区観喜寺町

開館時間:10:00~17:30

入館料金:一般1,200円 大学生・高校生1,000円 中学生・小学生500円 幼児(3歳以上)200円

休館日:毎週水曜日(祝日は開館)・年末年始

 

 
 
ゲストハウス錺屋

女将 涼子

ノスタルジック高雄

2018 年 11 月 20 日 火曜日

 

高雄というと、台湾のカオションを思い浮かべるかもしれません。

京都にもあるんです、高雄が。

そして隠れた紅葉の名所でもあります。

 

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先日、高雄へ紅葉狩りに行ってきました。

曇っていた上、着いたのが14時をまわっていたので、ちょっと写真が暗めですが・・・

その分人も少なかったので、良しとしましょう。

 

指月亭に車を停め、西明寺を通って、神護寺へむかうルートで散歩しました。

西明寺の入口の象徴的な赤い橋、指月橋。

 

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青から黄、赤へ。

迷いがあるのも、また愛おしい。

 

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高雄には清滝川沿いに茶店がいくつかあります。

どこもレトロで渋いこと。

 

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昭和くさくて、懐かしくて。

こういう雰囲気、かなり好き。

 

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神護寺へは、ここから長ーい階段約400段を上っていきます。

その前にここでお茶をするか、途中の茶店でお茶をするか、

とっても悩ましい。

 

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迷った末、

途中の茶店硯石亭に入りました。

 

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高台になっていて、気持ちいい!

久しぶりに飲んだひやしあめは、昭和の香りがしました。

 

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独り占めって贅沢。

夜には提灯つけて、おでんなんて食べたら最高でしょうけど、

山の中すぎて、難しいんでしょうね。 足もなくなるし。

 

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縁台に赤い毛氈、

丸ちゃぶ台って、なんでこんなに可愛いんだろ。

さて、神護寺まであと3分の1くらい。

もう一息。

 

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広さもあり、

さすがに立派で美しかったです。

自然が深い!高い!

 

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厄除けかわらけ投げがありました。

3枚セット、200円。

素焼のかわらけを、渓谷に向かって思いっきり投げていいらしい。

 

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こんな綺麗な渓谷に向かって?

少し気は引けるけど、やったるあ、エイッ

 

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すごく、近くに落ちました。

そういえば水切りが極度に苦手やった。

厄祓えてるんやろか・・・厄年なんやけど・・・

 

今回時間がなくて回れなかったけど、

高山寺もめっちゃいいと聞きました。

紅葉シーズンは臨時バスも出ているみたいです。

秋のノスタルジック高雄、

足をのばす価値はあると思いますので、ぜひ三つとも拝観してくださいね。

 

ゲストハウス錺屋

女将 涼子

女将たちがいく ~銀閣寺、おまけの西本願寺編~

2018 年 9 月 23 日 日曜日

 

「台風後の京都のリアルな観光情報を発信しよう!」

と始まった、女将たちによる共同連載ブログ「女将たちがいく」シリーズ。

第一回:女将たちがいく ~嵐山編~はこちら

第二回:女将たちがいく ~平安神宮・哲学の道編~はこちら

第三回、女将たちがいく ~清水二寧坂・高台寺編~はこちら

第四回、女将たちがいく ~関空までの道のり(京都⇔関空)はこちら

第五回、女将たちがいく~伏見稲荷大社編~はこちら

 

第六回、わたくし錺屋女将がお伝えしますのは、

銀閣寺、おまけの西本願寺編!

 

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まずは銀閣寺こと、東山慈照寺

地図で見ると遠く感じますが、錺屋(京都駅も同様)より市バス5番系統1本で行けます。

 

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被害が少なかったのか、すでに復旧済みなのか、

すっかり美しく、渋く、いつもの落ち着きがございました。

 

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波紋を模して、白砂を段形に盛り上げた銀沙灘と、

富士山型の向月台。

奥には銀閣。

月の光を計算して作庭されているそうですが、夜はきっと格別でしょうね。

こんな場所で中秋の名月にお月見できたらもう最高。

ライトアップのない夜間拝観はないものか。

 

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山道をぐるっとのぼると、

銀閣を見降ろせます。

その向こうには京都市内(北のほう)一望。

このあたり、街中とは明らかに空気も異なります。

 

銀閣寺(慈照寺)

住所:京都府京都市左京区銀閣寺町2
バス:京都市営バス「銀閣寺前」、「銀閣寺道」
拝観料:500円
拝観時間:8時30分~17時(12月~2月は9時~16時30分)

 

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せっかくなので、哲学の道を下って、法然院にも寄ってみました。

境内は大木が倒れたままで、参拝は可能ですが、まだ立ち入り禁止エリアもございました。

はやく元通りになりますよう、祈っております。

 

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彼岸花が一輪。

そういえばお彼岸ですね。

 

おまけで・・・錺屋より徒歩10分のお散歩コース、

お西さんこと、西本願寺の現状もお伝えします!

 

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阿弥陀堂門の檜皮葺がちょっと破損してますね。

あとは名物の大銀杏たち、ちょっと元気ない・・・

 

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普通に本堂や御影堂を参拝する分には問題ないのですが、

通常非公開部分に甚大な被害があったようです。

詳細写真付きで公式HPに掲載されていました→こちら

(胸が痛みますので、見ないほうがいいかも・・・)

 

今年の6月より修復の始まった唐門の様子を見に、

龍谷大学側の入口へ。

ここがまた、とってもレトロな西洋建築が建ち並んでいて、うっとりするのです。

(関係者以外の立ち入りはご遠慮くださいね)

 

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このあたり、散歩するだけでもきもちいいですよ。

 

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そしてこちらが国宝・唐門。

同じく修復中の飛雲閣は被害がなかったようで、安心しました。

台風は本当、文化財にも容赦なくてこわすぎる・・・。

 

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関空も予定より早く復旧し(私のおさるさんが叶えてくれたんやろか)

この三連休は沢山の観光客の方々にお越しいただいて、

ようやくいつもの京都が戻ってきたように感じました。

それでも、まだ例年より少なめやけど・・・

さて波乱の9月も残すところあと1週間。

空室ございますので、ぜひ京都へいらしてください*

 

 

ゲストハウス錺屋

女将 涼子

女将たちがいく ~清水二寧坂・高台寺編~

2018 年 9 月 11 日 火曜日

 

「台風後の京都のリアルな観光情報を発信しよう!」

と始まった、女将たちによる共同連載ブログ「女将たちがいく」シリーズ。

第一回:女将たちがいく ~嵐山編~はこちら

第二回:女将たちがいく ~平安神宮・哲学の道編~はこちら

第三回目、わたくし錺屋女将・涼子が担当させていただきますのは、

清水二寧坂・高台寺編!

 

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入場制限があると噂の、スターバックス 二寧坂ヤサカ茶屋店

お座敷で、いつものコーヒーがいただける、なんて贅沢なスタバですこと!

 

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一方通行が徹底されていて、1階はほぼ待合室と、2か所のドリンクカウンター。

ちゃんと混むこと前提に作られているんですね。

景観を守るため、店のまえには並べないらしいです。

 

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しかし!

今なら一切待たず、すぐに座れました。

 

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二寧坂もいつもより、ぐっと空いています。

続いて、八坂の塔へ。

 

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そのすぐ真下にある「八坂庚申堂」(入場無料)。

京都一インスタ映えするとか言われており、

カラフルでポップなくくり猿が、境内を彩ります。

 

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くくり猿とは、手足をくくられて動けなくなった猿の姿のお守り。

500円で好きな色を購入し、

背中に願い事と、名前と日付を書いて、くくり付けます。

布製で、ころんとして可愛い。

 

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若い女子たちに交じって、

私も願いごと(切実)を書いたお猿さんをくくり付けてまいりました。

欲をひとつ我慢すれば叶うそうなので、今日はオヤツを抜こう。

 

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続いて、ねねの道へ。

ここ、こんなに空いていることある?!

 

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台風の影響はどうかしらと、高台寺へ行ってみました。

山のほう、倒木の被害があったようで、片付けをされているところでしたが、

参拝には問題ありません。

 

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高台寺にひっこんだ、秀吉の正室ねねさん。

大阪城が見えるほどの高台に、伏見城から2つのお茶室を移してきたと言われています。

ちょっぴりせつないですね。

 

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ひとつは傘亭。

こぢんまりして可愛いお茶室でした。

 

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もう一つは2階建ての時雨亭。

どちらも利休さんの作ったお茶室です。

あなたたち、ほんとう無事でよかった!!

清水二寧坂・産寧坂そして高台寺・・・そこまで爪痕を感じずに済みましたし、

お散歩するにはちょっと異世界感があって、楽しかったです。

清水坂は外国人で混んでるしええわ、と敬遠されている京都通の方々にも、

今おすすめです。

 

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9月11日現在の状況

高台寺 : 全て参拝可能 No problem
圓徳院 : 全て参拝可能 No problem
二寧坂・産寧坂 : 通常通り No problem
清水寺 : 境内一部立入禁止 Partly closed
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ゲストハウス錺屋

女将 涼子

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