とうとう大晦日です。
今年も残すところあと数時間。
2017年は、流れが完全に変わった、という印象の年でした。
民泊ブーム、ホテル・ゲストハウス建築ラッシュ。
町家がどんどん宿になっていった1年。
旅行者の方には選択肢が増えて良いのかもしれませんが、
京都に暮らす人は、町家を選べなくなる。
同業ながら、「住める街・京都」が脅かされるのではないか、と不安に感じました。
どこへ行き着くのか、
来年はどんな年がやってくるのか。(遠い目)
しめっぽい話は置いといて、
まぁ見てくださいこの可愛いお鏡さん!
柿串乗せられてるんですよ*
通常より小さい、五つ並びの柿串は、よく見ると一つ、三つ、一つに分かれていて、
「ひとりひとり(1個1個)が、皆(3個)しあわせに。」
という数合わせによる、家内安全・健康祈願の意味があるそう。
可愛いから乗せられてるわけではないんです。
今年も多くの皆さまのご愛顧をいただきまして、
本当に有難うございました。
「変わる」「変わらない」
時代がどうあれ、それは私たちが選べること。
「変わりたい」と「変わらざるを得ない」は、全然質が違う。
いつか変わりたくなったら、変わろうかなぁ。
私たちの守るこの場所が、
いつまでも変わらず、皆さまの心地良い家でありますよう願っております。
それでは皆さま、寒いので暖かくして、
どうぞ良いお年をお迎えください。
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女将・上坂涼子