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数日前、桜が満開のころ。
わたくしごとですが、誕生日を迎えました。
とはいえ改修工事の真っ最中ですので、
その日は二号店の現場で、1日土壁塗りをしておりました。
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今までジュラックス(例えるとホットケーキミックス的な、簡単なじゅらく)は
塗ったことがあったけれど、本格的な土壁は初めて!
ぼたぼた落としながら、慣れないコテをふるっておりました。
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いじっていて再確認するのが、
町家ってほんまに、木と土でできているということです。
木の柱に、縄で編まれた竹小舞、
それに荒壁土、中塗り土を重ね、仕上げ土でおおう。
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こそげてでてくるのは、100年前か、もっともっと前かもしれない土。
何百年も前から変わらないような方法で、きれいに直していきます。
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いつ・どこの土なんやろ、そんなことを考えながら、
1枚1枚と塗っていくと、へたくそながらもなんとか塗れるようになってきます。
しだいに膨らんでゆく左官職人さんへの尊敬とあこがれ、そして経験したことのない筋肉痛・・・笑。
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夜、どろんこで重たくなった腕を抱えて帰ると、
錺屋ファミリーたちがお祝いのパーティーを用意してくれていました。
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まるで王様みたいにごちそうが運ばれてきて、
ゆきみちゃんがマッサージをしてくれ、本当に至れり尽くせりでした*
ハンドマッサージが、めだまがとびでちゃうほど気持ちよかった。
みんなありがとう、私しあわせです。
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いい誕生日だったなぁ。
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ゲストハウス錺屋
女将