当日受付で*シリーズ、
前回のブログ・桂離宮に続き、修学院離宮に行ってみました。
今回はそらこちゃんが一眼レフを持ってついて来てくれたので、
写真が綺麗です!
(9月末だったので、半そでなのはご愛敬)
桂離宮と異なり駐車場がない事で有名(?)な修学院離宮ですが、
徒歩3分くらいのところにコインパーキングが出来て、随分便利になりました。
当日最大800円で、そこそこ台数があるので安心。お勧めです。
というのも最寄駅から徒歩20分と、アクセスがよくないんです。
桂離宮同様周辺は住宅地で、お店もないですし。
当日12時過ぎに到着、このチケットをいただきました。
しばらくお弁当を食べたりして時間をつぶします。
桂離宮同様各回定員50人で、案内係のひとについていくツアー形式なのですが、
こちらはどことなくのんびりした雰囲気で、お散歩きぶん。
敷地も広大で、ちょっとした山道も含む3kmを歩きます。
こちらの下離宮の御幸門から入ります。
書院・寿月観。
修学院離宮は、簡素な建物が多く、
桂離宮とはやはり違った趣があります。
渋いなぁ。
大きくは下離宮・中離宮・上離宮に分かれおり、
その間はいい運動になるくらい、けっこうな距離があります。
中離宮にある客殿には、天下三名棚として有名な霞棚を見ることができます。
さすがの霞棚は圧巻ですね、水色と金の配色もモダンです。
中には入れませんが、雨戸を外してオープンにしてくれており、
写真も取り放題の大盤振る舞い。
桂離宮の桂棚は非公開なのに!
柱がぜったい邪魔するので(笑)全容は撮らせてもらえませんが、
がんばって撮りましたの図↓
この網掛け鯉ちゃんも可愛かったです。
手ぬぐいのデザインとしても販売されていました。
釘隠しまで「霞」。
ちいさな気づかい、可愛くてたまらんわ。
そこから松並木を通って、上離宮へ。
一面に広がる田園風景を楽しめます。
映画のワンシーンみたいで、
演出かな?と思いましたが、
軽トラも停まっているので、普通に農業されているみたいです。
上離宮は高いところにありますので、
道中のぼり坂に石段、ふーふー駆け上がると、
一番高いところにある隣雲亭に到着。
左手には北山連峰とその下に浴龍池・・・
そして右手には京都市内が一望できます。
まさに雲の隣。
床も棚も、装飾もほとんどない、
池を眺望するためだけの簡素な建物なんだとか。
窮邃亭へ向かう山道にある、上御茶屋雄滝。
苔むしていて、庭園っていうかもはや森の雰囲気。
絵本のような、ロマンチックな木製の橋を渡ります。
11月は紅葉でまた綺麗だろうなぁ・・・。
窮邃亭は唯一創建当時のものらしい。
こちらも床すらない、シンプルなつくり。
窓からの眺めや、この庭園が主役だから、あえて装飾は排す、
それが修学院離宮の建物の特徴なんですね。
そして浴龍池をぐるりと一周。
谷川をせき止めて作った人工池らしいのですが・・・広すぎる。
中島と万松塢の間に架かる千歳橋。
御舟屋があり、屋形舟が収納されていました。
この池も標高が高いので、下界を望んで舟遊びなんて、贅沢ですよね。
また松並木を通り、少し日の傾いた田園風景を楽しみながら帰ります。
所要1時間20分の、心地よいゆるるとした旅でした。
ちなみにこちらは表総門のウラ、きのこの楽園。
参観無料
●修学院離宮
叡山電鉄 修学院駅から 徒歩20分
市バス 修学院離宮道から 徒歩15分
錺屋からは直通市バス5系統で40分程度、230円。
参観開始時間
◇午前9時 ◇午前10時 ◇午前11時
◆午後1時30分 ◆午後3時
この午後の2回のみ、当日枠があります。
早めに行って窓口で申し込むのですが、
当日券はご近所さんのお散歩に大変人気らしいので、
やはり予約するのがお勧めです*
ゲストハウス錺屋
女将