先日あゆみさんと2人で大阪まで、
生きてる建築フェスティバル(イケフェス大阪2018)へ行ってきました!
感じたのは、とにかく大阪って豊か。
そして昭和レトロの宝庫。
京都から新快速で、たった30分の異世界。
1日でどれだけ巡れたか、さぁいってみましょう!
まずは(1)大阪府立中之島図書館
いきなり豪華すぎて、メインディッシュ。
サイズ感が、外国みたい。ふつーに利用できるんだから贅沢だ。
そして図書館のお隣には・・・
立て続けにメインディッシュ。もうお腹いっぱいです。
(2)大阪市中央公会堂
あらゆる点で素敵すぎて、興奮しまくりました。
こちらの中集会室。元食堂らしいのですが、
舞踏会はじまっちゃいそう。
しかも大阪府民でなくても、貸し切ることが出来るんです。
貴重な重要文化財にもかかわらず、
数万円でお借りできるそうなので、いつかティーパーティや夜会なんぞ、
催してみたいものですわ。
100年前、大正時代の、
ひとりの実業家の寄付で建ったという中央公会堂。
当時よりこれまで、大阪の文化・芸術の象徴として
どれだけ華やいできたことかと思うと、胸が熱くなります。
土佐堀川を渡ったら、いくつかカフェが並んでいたので、
中央公会堂を川向うに望みながら、お昼ごはん。
銀食器ではございませんけど、
最高のランチですよ。
続いて、(3)日本基督教団天満教会
(4)ルポンドシエルビルを巡りました。
そしてこちら、蔦に覆われた商業ビル
(5)青山ビル。
通常テナントが入っているので、目的のない見学や撮影はお断りだそう。
こちらも大正時代のスパニッシュ風建築だとか。
ステンドガラスがレトロでめっちゃ可愛い。
そのお隣にある(6)伏見ビル
同じく大正築で元ホテル。
フロントらしき小窓と、当直室が残っていて、わくわくしました。
今はテナントビル兼ギャラリー。
5畳ほどの小部屋が廊下に面して並ぶ造りで、
建具も古いまま、可愛くて、
こんな洋館でホテルやりたいよーーー!!と叫びました。
お次は伏見ビルから2ブロック、
(7)日本基督教団浪花教会
ゴシック様式の昭和初期建築で、
当時のままだという窓の色ガラスは、ゆらゆらほんわり、やわらかい。
こちらは設計指導として、あのW・M・ヴォーリズはんが関わっているそう。
同じ通り沿いにある(8)綿業会館(見学は抽選に外れたので、外観のみ)をちら見し、
お洒落にリノベーションされた(9)丼池繊維会館にも立ち寄って。
この時点で16時・・・閉館するビルも出てきました。
ちょっと遠かったのですが頑張って歩いて、
(10)堺筋倶楽部へ。
とっても疲れましたけど、案内してくれはったお姉さんが親切すぎて、
接客業の神さまかと思いました。
元銀行なので、1階、2階、3階に重厚な金庫が。
普段は金庫の中(個室)でフレンチがいただけるそうです。
お次は地下鉄に乗って、梅田へ。
ここから昭和レトロです。
大阪駅前第一ビル地下1階、
レトロ喫茶(11)マヅラへ。
キャバレー?宇宙船?1970年代そのままのポップな店内に、大興奮!
この20年間お値段据え置き、コーヒー1杯250円。
モーニング350円。泣けてくる。
黄桃やパインの缶詰をギャーってミキサーした、
昔懐かしミックスジュースが、疲れた体に沁みわたりました。
ちなみに330円。涙は止まらない。
「コーヒー香る宇宙船」だなんて、なんと素敵なキャッチだこと。
同じビルの同フロアにある、ちょっと大人の姉妹店
(12)キングオブキングス King of Kingsへ。
こちらは昭和のスナック風ラウンジバー。
ピアノの生演奏を聞きながら、お酒を少しいただきました。
ノーチャージでこちらも良心的価格。
普通に喫茶利用もできます。
最後の〆に有名なBar
(13)堂島サンボアへ
外観も内装も完璧にキマッている。
ピッカピカのグラス。瓶を開けるキュポって音。
注いでトットッコロン。
お酒が飲めないけど、雰囲気だけで酔えちゃう。
ここで1杯呑むのが習慣で、そういう時間があることが羨ましい。
めぐったレトロビルヂング、全13箇所。
帰りの電車では船を漕ぎながらも、
充足感に満ち満ちておりました。
1日じゃとて足りなかったので、来年もリベンジしたいです。
→生きてる建築フェスティバル(イケフェス大阪2018)
大阪ありがとう。好きやで。
ゲストハウス錺屋
女将 涼子