心の邪気や病、災いを退散し、福を呼ぶ節分。
2月2日・3日は、京都中の大小さまざまな社寺で行事がとりおこなわれます。
今日はあゆみさんと自転車で、節分祭巡りしてきました*
その1【須賀神社】へ。
こちらは一風変わっていて、鬼ではなく二人組の「懸想文売り(けそうぶみうり)」が、
節分の2日間だけ姿を現します。
庶民は文字が書けなかった平安時代、
お公家さんに恋文の代筆を頼んでいたのがはじまりで、
江戸時代にはそれを売る「懸想文売り」が流行ったそう。
つまり、ラブレターの代筆屋さんですね。
このアルバイトをしていたのは貴族の人々だったので、身元がバレないよう覆面だったとか。
こちらの文を誰にも知られず、鏡台や箪笥にそっとしまっておくと、
姿かたちが良くなって、着物が増え、良縁があるという。
こ、これは我々!!ぜひとも頂かねば!!
中の恋文は見ても良いが、そっと戻しておくべし、とのこと。
そういえば、誰にも知られずに・・・って、
ブログに書いちゃってもご利益あるのかな?
もし良縁がなかったら、このブログのせいということにしておこう。
境内に火鉢が置いてあって、一服できます。
須賀多餅は、梅入り白餡と、柚子入り白餡の2種。
お茶は、福豆入りで香ばしい。
須賀神社へは市バス熊野神社前下車、徒歩5分。 ゲストハウス和楽庵のすぐ近く!
※使こたおこづかい: 懸想文1000円、一服300円
続いて須賀神社の向かいにある、その2【聖護院】へ。
なんだかマイクを使ったノリの良いアナウンスに誘われて中に入ると・・・
あ、鬼がいる!オリーブ色の鬼だ!オリーブ鬼!
鬼さんと、一緒に撮影していただきました。
良うできたお衣装ですねというと、皮ですよとおっしゃいました。
節分祭では、普段非公開の宸殿や本堂に無料で入れますので、
お庭や、見事な襖絵も近くで堪能できます。
その3、京都最大級に盛り上がる【吉田神社】へ、
お正月飾りをお納めに行きました。
こちらには赤青黄緑鬼がいらっしゃいました。
鬼さんのぱんつは割とハイレグ。
またもや鬼さんと、一緒に撮影していただきました。
子どもたちは恐ろしがっておお泣きしています。
吉田神社の節分祭名物、境内に並ぶ八百店もの露店。
あれもこれもと目移りしましたが、
おぜんざい、松井酒造のにごり酒、あゆの塩焼きを楽しみました*
お味はどうですか?あゆみさん。
至福の笑顔♡
河道屋のれん会の「年越し蕎麦」も美味しそうでした。
江戸後期には、12月31日ではなく節分に食べるそばを 「年越し蕎麦」 と呼んでいたそう。
節分の夜が大晦日なので、4日が寒いけどもう立春。新年なんですね。
来年はお腹すかして来よう。
そしてこちら、鮎を焼くための即席囲炉裏。風情もあって暖かい。
美しい鮎たち団結のサークル!
ちなみに吉田神社の福豆は抽選券付き。特賞はヴィッツみたい。
千枚漬当たらんかな~*
吉田神社へは、京都市バス京大正門前より徒歩 約5分
※使こたおこづかい: 福豆200円、おぜんざい400円、にごり酒500円、あゆの塩焼き500円
ぜひ明日は節分祭へお出かけください!
錺屋空いてますえ*
女将