7月24日の朝9時半、烏丸御池。
理由は定かではないが、応仁の乱前よりくじ取らずで先頭だったという橋弁慶山を皮切りに、
後祭山鉾巡行スタート!
理由は定かではないが、今年もお寝坊した私は、
正午頃、南観音山のお家の前で待ち伏せしました。
どうしてもこの狭い、新町通で見たいんです。
そうすると、一昨年のように朝8時半、集合場所に向かう山鉾たちを、
「いってらっしゃい」するか、
正午に「おかえりなさい」するかの2択になるわけです。
まず八幡山が通過、ちゃんとハトが乗っているいることを確認しました。
続いて北観音山さんが通過。
松の下から2段目の枝に尾長鳥がとまっているので、探してみてください。
それにしても、格好よくて身震いする。
曳き方さんのお腰にささった厄除け粽。
北観音山さんだけは非売品。
巡行中、囃子方さんが投げてくれる貴重な粽を、いつの日かキャッチするのが夢です。
ちゃんと巡行を終えた粽こそ、本物(価値がある)だとも言われています。
暫くすると、南観音山さんが帰っていらっしゃいました。
御神体の楊柳観音(ようりゅうかんのん)様は女性と言われていて、
女性の囃子方さんがいらっしゃるのと、
松の下から2段目の枝に鳩がとまっているのが特徴です。
酷暑の中、本当にお帰りなさい。
最後のお囃子はゆっくりめに。自然と沸く拍手と三本締めに、じわっとくる。
感動も束の間、山の後ろに人だかりができます。
巡行を終えた柳の枝に大きな意義があって、古くから一年間の厄除けになると言われるため、
切って観客に配って貰えるのです。
シパシパと熱視線を送り、
手渡しで頂きました「南観音山の柳の枝」!
立派な柳の枝もあっという間に丸裸に。
解体前にお弁当休憩が入るので、
私もあゆみさんと合流し、
三条烏丸西入ルのコリアンカフェ、素夢子古茶家 (ソムシ・コチャヤ、通称ソムシ)へ。
柳を誇らしげに見せるあゆみさん。
祇園祭中なので、檜扇が生けられていました。
内装がいちいち素敵でニクいんですよね・・・
李朝の家具も可愛いし。
ゆったりして贅沢な空間なので、お茶するのにもおすすめです。
特に和式のお手洗いは、お洒落すぎて、京都でもトップレヴェルにヤヴァイです。
お酢たっぷりの韓国冷麺で体を冷やし、
ちょろっと解体の様子を見てから帰りました。
ちなみに、酷暑を理由に今年の花笠巡行は異例の中止となりました。
一旦帰って休憩して、
夕方からまた還幸祭が始まります。
アツい!
女将 涼子