今年は3連休最終日の祝日でしたので、
地元の人だけでなく多くの観光客で賑わいました。
今年は新町通り六角下がる、吉田家住宅(無名舎)のナナメ向いにスタンバイ。
11時半から白線の内側、一番前の場所取りしました。
幸い晴れたけど・・・暑う。
やっと先頭・長刀鉾はんが登場!
ぎし、ぎし、と軋む音を、お囃子がかき消していきます。
待ってました!とばかりに沸く老若男女。
500年前からの町内のアイドルを、
こんな間近に見られるなんて!
痺れました。
新町通は道幅ぎりぎりで、スリルが味わえますが、
お稚児ちゃんは新町御池で降りちゃうので、見られません。
生き稚児ちゃんが見られるのは綾傘鉾のみです。
あと山のご神体は向きがあるので、東に陣取るか、西に陣取るかで、
あたりはずれがあります。
伯牙山はあたりでした。
こちらは函谷鉾。
鉾の名は戦国時代・斉の孟嘗君が秦の国門函谷関で、
食客に鶏の鳴声をまねさせて関門を開かせ難を逃れたと言う故事
「鶏鳴狗盗」にちなんでつけられているので、
よく見ると鶏さんがいっぱい。
錺屋の玄関の厄除け粽も、毎年函谷鉾です。
突然巡行がストップし、傘が立てられ、何事かと思ったら、
4年前に復元新調した太子山の「荷(にない)茶屋」。
吉田家住宅の吉田さんに、ガラス茶碗でお茶が振舞われました。
荷茶屋は、てんびん棒で担ぐ二つの箱の中に風炉釜や水差し、
茶わんなどを入れたもので、
江戸時代は山鉾巡行の間に茶席を設けお茶を振る舞ったとされています。
重たそうだけど、かっこいい!
そして月鉾!
曳き手さんのはっぴも可愛い♡
今年かき手を全員外国人で揃えてきた白楽天山、
長丁場の終盤なのに、ドヤ顔を崩さないみなさんが微笑ましかった。
こちらは商売繁盛の御利益がある、菊水鉾。
65年前に復興した、新しめの昭和の鉾です。
装飾も豪華。
屋根が丸っこくて特徴的ですね。
鉾の後ろ姿は、なんだか寂しげ。
一基一基、お見送り、
お別れを告げていく気分。
さようなら、また来年。
女将